Walter Chauncey Camp Papers, 1866-1925

イェール大学図書館所蔵資料より「アメリカンフットボールの父」として知られるウォルター・チャンシー・キャンプ（1859-1925）の文書集を収録。

1876年から1910年までイェール大学で選手、キャプテン、そして非公式の監督として活躍したキャンプは、後に現代アメリカンフットボールの基本となるルール改良を行い、戦術面でもさまざまなアイディアにより同チームの圧倒的勝率に貢献しました。また、オール・アメリカンチームの結成、年刊『スポールディング公式大学フットボールガイド』の編集など、大学フットボールの商業化や大衆へのマーケティングにおいても先進的な業績を残しています。

1890年頃のアンケートで自らの趣味を「運動と体力づくり」と答えているとおり、本コレクションに収録されているキャンプの書簡は主にそれら２つのテーマを扱っています。キャンプは筆まめで、イェール大学フットボール部のスター選手、全米各地のフットボールコーチ、作家、出版者、政治家などと広く書簡を交わしていました。

同アンケートの別の質問「子供のころの夢は何でしたか」に対してキャンプは「物書き」と答えていますが、この夢は生涯を通して実現したようです。キャンプの著作の約半分はフットボール、その歴史、シーズンのレビュー、オール・アメリカン・チーム、ルールに関するものです。他のスポーツに関する著作には、ラグビー、野球、陸上競技、ゴルフ、ボート、テニス、そしてスポーツにおける女性に関する記事がいくつかあるほか、運動全般に関するものが多くみられます。

膨大な書簡に加え、本コレクションにはキャンプが地元の新聞や全国のクリッピングサービスから収集した新聞や雑誌の切り抜き、写真、家族関係の書類などが含まれています。

コレクションは以下の５つに分類されています：

• シリーズ１：書簡
• シリーズ２：著作
• シリーズ３：切り抜き
• シリーズ４：写真
• シリーズ５：家族関係

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